作成年度 | 1961年度 |
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論文名 | 桂沢ダム取水温の調査について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和35年度(49) |
発表会 | 昭和35年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和35年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1961/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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林信雄 |
抄録 |
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水稲は熱帯性植物で、発育時の最適水温は32℃前後であり、16℃以下では完全に発育を停止する。水田の水温が低くなるほど米の収量が減少するので、水田の灌漑用水はできるだけ高温であることが望ましい。そこで北海道のような寒冷地域では、古くから水温上昇法がいろいろと考えられてきた。貯水池の表層水は水面よりの熱量のために深層水より高温となり、時には20℃以上にもなることがあるので、灌漑用温水溜池はもちろん、発電用貯水池においても、比較的高温である表層水取水することによって、灌漑水温の低下を防止することができる。多目的ダムとして補水田9,028町歩、開田19,602町歩に灌漑用水を補給し、米換算約267,000石の増産を期待する金山ダムを計画するに当たり、その効果を十分発揮するために、先に多目的ダムとしてすでに完成し、かつ表面取水装置をもつ桂沢ダムにおいて、取水温に関係あると思われる取水口付近における水の動きおよび水温分布などについて調査を行い、冷水取水機構を明らかにし、取水設備に検討を加えようとするものである。 |
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