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 急流河川におけるかんがい水取水方式について-美沢頭首工計画に関する一考察-

作成年度 1961年度
論文名 急流河川におけるかんがい水取水方式について-美沢頭首工計画に関する一考察-
論文名(和訳)
論文副題 昭和35年度(50)
発表会 昭和35年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和35年度技術研究発表会
発表年月日 1961/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
服部弘昌
抄録
取水施設を計画するに当たり最も重要視される点は、いかにして土砂の流入を防止しかつ処理するかである。Etcheverryによれば、緩流河川では彎曲部の外側に、急流河川では内側に取入口を選定すべきだと主張しているが、これは洪水時の破壊力のみを考慮した言で、土砂流入防止の面から考えればA.Schoklitschなどが提案する外側接線方向に取り入れるべきであろう。すなわち彎曲部では彎曲流によって生ずるcross currentの影響で外側に流砂量が少なくなり、内側に土砂の堆積が発達する。しかし、流れや河床の不安定な河川に設置する場合には、模型実験により実際に砂礫を流下させて、その動きを把握する必要がある。ここに土砂流入防止を考慮した取水方式として、石狩川上流美瑛川の急流部に新設する頭首工につき若干の検討を試みる。
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