作成年度 | 1961年度 |
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論文名 | ディーゼルエンジンの低温始動試験について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和35年度(82) |
発表会 | 昭和35年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和35年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1961/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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高島和夫 |
抄録 |
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除雪機械はもちろんのこと、ディーゼル普通自動車の厳寒時における機関始動は非常に困難が伴うことは周知のことであり、潤滑油の粘性増大、とくに蓄電池の能力低下などその対策が早くから望まれていた。外国では寒地対策としてキャタピラー社ほか数社で(1956)いずれも熱風による暖機を行い-65°Fからの始動になんら懸念を要しないことが発表され、わが国でも南極観測隊の雪上車にこの方式が用いられ好成績を収めていることがすでに知られている。低温始動に根本的対策を施すとすれば暖機を行う以外にないわけであるが、種々問題点もあるようである。すなわち、1)設備費の大、2)機体の複雑化、3)単独熱風装置の場合は非移動性低温始動の対策を熱風式、あるいは他の方式を求めるにしても当然、機関の始動能力および気象の条件などについて十分知らなければならない。その1つのポイントも知るために35年1月帯広開発建設部の協力を得、現用の一機関について始動試験を実施したが、簡単な改良を加えることにより相当の低温でも始動可能である結果を得た。以上本文について低温始動の概要と改良点について若干述べ関係者の参考に資することとした。 |
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