作成年度 | 1961年度 |
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論文名 | V-10型走時測定装置による地質調査について(第1報) |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和35年度(23) |
発表会 | 昭和35年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和35年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1961/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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佐々木悌郎 | |
小林雄一 |
抄録 |
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従来ダムの基礎岩盤の現状状態における強度は、それを数的に測定することが困難であったため、専ら地質技術者の専門的判断により説明的(Descriptive)に表現されるにとまっていた。そのためことにアーチダムなど直線重力式以外の型式のダムを設計する場合、岩盤については全くよりどころがなかった。そこで4~5年前から建設省土木研究所の地質研究室では、現場状態での岩盤の強度を数量的に表し、大ダム設計の基礎を樹立しようと努めた結果、理論的に正しく、かつ迅速、経済的に岩盤強度をヤング係数(young’s modulus of elasticity)で表現しうる方法を、V-10型走時測定装置(Trovel time Counter)を完成することにより確立するに至った。我々の土木試験所、地質研究室でも数年来現場状態での岩盤の強度を数量的に現すべく努力してきたが、V-10型定時測定装置の完成により従来の色々の方法とあわせて、設計の基礎を樹立するため、昨年本装置を購入したが、ここにその方法と若干の実例を紹介する次第である。 |
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