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 旭川市ロータリー交通広場改築計画について

作成年度 1961年度
論文名 旭川市ロータリー交通広場改築計画について
論文名(和訳)
論文副題 昭和35年度(36)
発表会 昭和35年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和35年度技術研究発表会
発表年月日 1961/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
橋本勝夫
抄録
現代都市におけるメイン・ストリートは交通の動脈として都市発展の重要な要素であるから、過大都市に見られる交通行き詰まり問題を発生しない、充分な交通容量を有するのみならず、都市美を備えた構造でなければならない。旭川市の都市計画は、その歴史上よりみてレクタンギュラー・システムをもって、最も理想とする時代において計画されたもので、ロータリー交通広場をシビック、センターとして、ここより6幹線街路(22~28m幅員)が放射状に分散され、この地区を旭川市の拠点として飛躍的な発展を遂げているものである。本ロータリー交通広場は旭川市と稚内市を結ぶ1級国道40号線の起点より750mに位置する繁華街平和通として交通量も市内第一位である。最近における交通量の激増は都市計画上、とくに交通広場計画設計上の欠点を露呈し、自動車の速度低下(最悪箇所6~8km/h)と交通事故の発生をみるに至り、その上各街路構築物の老朽破損などは、これに拍車を加えてきたので交通広場の改築は緊急を要していた。現代においてはロータリー・システムをもって、道路交通安全処理の最良なるものとはいいがたいが、本地区において6幹線街路が放射状に形成されており、これらの街路を含む広場の交通容量の大なること、さらにロータリー・システムの長所を充分発揮する場合は都市交通の現況より考察して、都心に関しては将来とも交通行き詰まりなどの問題が発生しないという見通しを得て改築することに決定した。本改築計画は、昭和34年2月樹立を見たが、なおその後あらゆる角度より慎重に検討の上、昭和35年度舗装道補修として、5月着工10月完成を見たもので、この竣工をもって旭川駅前から旭橋に至る平和通の幹線街路の改築1,700mを全部終了した。
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