作成年度 | 1962年度 |
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論文名 | 土木試験所アイソトープ実験室の設計について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和36年度(49) |
発表会 | 昭和36年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和36年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1962/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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岩崎博 |
抄録 |
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戦後原子力の平和利用が叫ばれ、その利用開発も大いに促進されたが、現在までのところ、エネルギー源としての利用がまだ試験的段階にあるのに比べ、放射性物質としての利用は活発をきわめ、すでに実用期に入っている。このように放射性物質の利用増加につれ、これを取り扱う実験研究施設も数多く建設されたが、建築的には比較的新しい分野であるためか、まだ十分に整った研究施設は数少ない。このような建物を設計するに当たり、私たちが執るべき設計態度としては、当然なことであるが、まず研究者および付近住民に対する安全を、十分に考えてやらねばならぬということである。しかしこの種の建物はその設計の過程において機能を充足せしめるに精一杯となり、往々にして冷たく非人間的な空間を創り上げてしまいがちであるが、私達はこうなるとを極力さけ、使い易さの中にもゆとりのもてる、豊かな空間を創り上げようと努力を重ねた。実験室はトレーサーおよびγ線透過実験室からなり、前者は35年度に、後者は36年度に完成したものである。 |
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