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 粗骨材破砕試験について

作成年度 1962年度
論文名 粗骨材破砕試験について
論文名(和訳)
論文副題 昭和36年度(7)
発表会 昭和36年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 昭和36年度技術研究発表会
発表年月日 1962/09/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
臼井加一
幸高久嘉
抄録
骨材の硬さとねばり強さの判定は材料や目的に応じて、一般にJISA1120(ドバル試験機による粗骨材のスリヘリ試験方法)、JISA1121(ロサンゼルス試験機による祖骨材のスリヘリ試験方法)およびJISA5001によるドバルおよびロサンゼルス試験機による道路用砕石スリヘリ試験方法などによっている。一般に、ロサンゼルス・スリヘリ試験はドバル・スリヘリ試験に比較して、試験時間が短いなどその試験方法にも利点が多く、すでに、広く一般に利用されている。北海道開発局道路工事特別仕様書にも、路盤材料および舗装材料の仕様として、ロサンゼルス試験機によるスリヘリ減量の規格値が明記されている。しかし、これらの試験に使用する試験機は、いずれも、大型であり、重量も大きく、すべての道路工事現場で、これを使用する訳にはいかない。英国規格に示される粗骨材の破砕試験(BS812-’60)は、秤量40t以上の漸増圧縮荷重装置と多少の簡単な器具があれば容易にできる実験方法であり、破砕値(%)をもって硬さを表している。ある骨材の破砕値とは、規定の漸増圧縮荷重による破砕に対する抵抗性の度合いを示すものである。本年、土木試験所道路研究室では、地方産道路用材料調査試験を行なうことになり、その一環として釧路開発建設部管内の道路用材料の規格試験を実施中である。このうち砕石15種について英国規格の骨材破砕試験を適用し試験した。わずか15種であり、JIS規格のロサンゼルス・スリヘリ試験スリヘリ減量との比較ならびに両者の関連性については、なお今後の試験結果をまたなければならないことはもちろんのことである。本報告は、英国規格に示される標準骨材破砕試験方法ならびに道路研究室で行なった試験結果と2・3の考察を述べようとするものである。
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