作成年度 | 1962年度 |
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論文名 | 重粘性土壌の物理的性質について(第1報)-第3紀層(声問層)泥岩を母材とせる土壌の物理性について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和36年度(29) |
発表会 | 昭和36年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 昭和36年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1962/09/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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佐藤拓次郎 | |
佐久間敏雄 | |
岡部福夫 | |
沖田良隆 |
抄録 |
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重粘性土壌の物理的性質と改良方式に関する研究は、小向土壌を対象にしてかなり詳しく行なわれているが、その他の地域においてはほとんどその性状が不明であるといってもよい状態にある。特に、作物生育と土壌の物理を結びつけて考えたEdaphologicalな研究はきわめて少ない。もちろん、これをさらに発展させて改良法式の検討にまで解明の手をのばしているものはさらに少ない。こうした中でも、留萌北部から宗谷中部にかけて広く分布する、三紀層泥岩を母材として発達した重粘性土壌についての研究の事例はきわめて少なく、詳しいことはなに一つわかっていないといってよい状態にあり、開発計画の実際的な問題の検討にあたって多くの困難が残されている。われわれの研究室において、昭和35年度より幌延町に試験地を設けて、各種の試験を実施しているが、この試験地の土壌は上記の第三紀層(声問層)泥岩を母材として発達した、西天北地域の重粘性土壌を代表する土壌の一つと考えられたので、これについて調査した結果を報告し、同時に比較的研究の進んでいる小向土壌と比較対照して、この種土壌の改良技術的な位置づけを試みたい。 |
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