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 漁港における長周期波対策効果について-熊石漁港現地観測結果をモデルとして-

作成年度 2010年度
論文名 漁港における長周期波対策効果について-熊石漁港現地観測結果をモデルとして-
論文名(和訳)
論文副題 平成22年度(技-31)
発表会 平成22年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成22年度技術研究発表会
発表年月日 2011/02/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
永井将規
川内宏哉
藤田雄二
抄録
熊石漁港は、これまで周期数十秒~数分の長周期波が原因とみられる漁船の係留障害や荷役障害の発生が問題となっており、早期の対策が求められている。本漁港では長周期波対策として、外郭施設の延伸や捨石による吸収層の整備が計画されているが、長周期波対策としての吸収層の施工事例は少なく、特に、港湾よりも港の規模が小さく水深が比較的浅い漁港における現地レベルでの検証は未だなされていない。さらに、本特定計画では外郭施設背後ではなく、港奥の擾乱水域に近接した箇所に吸収層を配置しており、整備効果の検証が課題となっている。これらのことから、本報告では、長周期波による障害が発生している熊石漁港において、外郭施設の延伸及び仮設吸収層を配置した時点での現地観測を行い、施設整備前後での比較により対策効果について確認し、さらに、観測値を用いて実規模での吸収層の反射率を推定し、長周期波対策の効果と配置計画の妥当性について検証した結果を報告するものである。
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