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 音更川堤防汚水調査について

作成年度 1975年度
論文名 音更川堤防汚水調査について
論文名(和訳)
論文副題 昭和50年度(D-4)
発表会 昭和50年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和50年度技術研究発表
発表年月日 1976/02/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
高橋繁樹
寒河江弘
成田明
抄録
音更川は、帯広市街の北方約75Kmにある大雪山系にその端を発し、三股、幌加、糠平、上士幌周辺の小河川を集めて南流し、帯広市街地の北端十勝大橋附近で十勝川と合流する流域面積約700Km2の河川である。河川勾配は直轄区間上流部が1/130、下流部が1/200と急勾配を呈しているため、河床堆積物が大部分透水性の良好な砂礫層から構成されていることは明らかであり、細粒の地層の堆積する可能性はきわめて低い。過去何回とくりかえされた洪水の度に砂礫層が累積して現在の地形を形成したのであろうが、洪水の都度、その流路を変え、その時々の流路沿いの微高地には粗い砂礫が自然堤防の堤内側にはやや細かい砂礫層が堆積したと考えられる。一方河川改修事業による築堤の整備状況については、現在では無堤築はほとんど解消され、音更川下流部の市街区域については完全に連続堤によって防備されている。しかし、河川自身で形成した沖積層上に築堤される場合、基礎に良好な透水層を持つことが多く、また周辺の材料を掘削し築堤盛上することにより容易に透水性地盤が露出されることになる。また築堤自体も当然透水性の良い砂礫材料から構成され、なおかつ旧河道跡の直接盛土されている箇所が多く存在するのが現状である。それらの箇所からの漏水は容易に予想される。ここでは音更川下流部(13.6Km区間)における築堤基礎の沖積層(砂礫層)より外水が内水へ漏水する個所を地形地質的に定性検討する。直接漏水形態に関連するものとして旧河川跡の有無を重要視した。
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