作成年度 | 1975年度 |
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論文名 | 十勝ダムの環境保全について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 昭和50年度(D-10) |
発表会 | 昭和50年度技術研究発表 |
誌名(No./号数) | 昭和50年度技術研究発表 |
発表年月日 | 1976/02/25 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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横橋褜治 | |
近藤憲二郎 |
抄録 |
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十勝ダムは、十勝川本流の上流部、上川郡新得町字トムラウシに築造される高さ81m、堤頂長380m、堤体積340万m3の中央流水壁型ロック・フィルダムとして建設されるものである。貯水池は湛水面積4.2km2、湛水延長9.5kmを有し、この急峻なる山壁に付替道路を約11km実施する。これら斜面は砂礫層と崖錐堆積層が主であり、堅硬な岩質の部分には熱変性による破砕帯および断層が多く、また、粘土化したものの介在が見られ、一部に国立公園をかかえる地区としては緑化はもとより、ヶ所毎に即応した保全工法の選択が重要となってくる。また、ロック原石山、コアー採取場等の緑化・保全としてはそれぞれの土壌・岩種に応じた工法をとり入れ、かつ周辺との調和に最大の留意をはらう計画とするものである。ここでは、十勝ダム建設事業の実施にあたり、ダムをとりまく自然環境を把握するなかで、これらとの調和を図るため保全についての基本方針を設定した。この方針に基づく緑化・保全の個所別計画ならびに工事中の汚濁水処理の現状を報告する。 |
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