国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 砂利道の実態調査について

作成年度 1975年度
論文名 砂利道の実態調査について
論文名(和訳)
論文副題 昭和50年度(E-8)
発表会 昭和50年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和50年度技術研究発表
発表年月日 1976/02/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
白井延治
岡田正啓
安達孝夫
抄録
寒冷地における砂利道では、冬季間に凍結および凍上の作用を受けるため、春先の融解期には、その付近の土は過飽和状態となり、また、降雨などの表面水も荷担して、路盤や路床土の支持力が極端に低下する。このような状態のとき車輌が通った場合、交通荷重に十分堪えるだけの路盤厚さがない道路では、車輌の輪だちや路床土の噴泥現象が生じる。従って、寒冷地の道路では、融解期が一番危険な状態になる。現在、農業で施工している砂利道においては、置換厚と路盤厚についての定説はなく、事業主体別に異なった置換厚で施工している。従って、農道としての適正な置換厚を究明する必要がある。本報告は、この問題を究明するため、既存砂利道の実態調査により道路の安定性を把握した。またそれの関連として、輪荷重と路床支持力の関係についても検討を行ったので、これらの結果を報告する。
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