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 農業用水路に対する簡易舗装の適用性について

作成年度 1975年度
論文名 農業用水路に対する簡易舗装の適用性について
論文名(和訳)
論文副題 昭和50年度(E-11)
発表会 昭和50年度技術研究発表
誌名(No./号数) 昭和50年度技術研究発表
発表年月日 1976/02/25
所属研究室/機関名 著者名(英名)
安達孝夫
岡田正啓
白井延治
抄録
最近の農業用道路(以下単に道路とよぶ)は、農業の近代化、大型化また生産物を早急に市場に輸送する手段などのため、その重要性はますます増大している。また、これに付随して道路の舗装化、巾員の拡巾も一部において進められ始めている。しかしながら農業用道路の設計をする場合は一般道路とは①交通量が割合と小さい、②道路の利用が時期的にかたよっている、③冬期間は車輌の通行が少ないか、または、ほとんどない道路が多い、④従って道路上の除雪は完全でなく、凍上被害も小さい。などの理由により、違った考え方が設計、施工に必要である。以上のような理由と施工対照延長が長いために、道路の凍害予防と防塵処理的要素も含め、低価格で、しかも短期間に完了出来る簡易舗装工法の開発が必要である。簡易舗装工法として従来より各種工法が発表されているが、今回私共が調査、試験を行った簡易舗装道路は、常温混合施工法でそのうちの在来の砂利道路路盤骨材を利用して舗装を完成する工法(以下仮に在来路盤骨材利用工法とよぶ)と砂利道上に骨材を搬入し舗装を完成する工法(以下仮に搬入骨材使用工法とよぶ)との2工法について、歴青材としてスタビゾールを使用し安定処理した道路である。また対照工法として密粒式アスコン工法を設け、調査、試験の対照区とした。スタビゾール工法を選定した理由は、①常温でしかも現地で混合施工することが出来、②針入度も大きく地盤変動に対しても対応性が大きい。などの理由により本道のような寒冷地の凍上に対応出来る工法として選定した。
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