作成年度 | 2000年度 |
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論文名 | 石狩川流域における水質成分負荷量の特性 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成12年度(河-15) |
発表会 | 平成12年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成12年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2001/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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太田陽子 | |
中津川誠 |
抄録 |
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河川流域から流出する様々な水質成分は、河川、湖沼、海域の水環境を支配する要因である。また、最近は特定汚染源から流出する水質成分負荷量は減少傾向にあるが、農地や畜産背水のような面源汚染源からの水質成分負荷量は相対的に増加傾向にあると考えられる。したがって、健全な水循環のあり方を考え、水質の保全と改善を図るには、面源負荷を含む流域から流出する水質成分負荷量の総量を把握することが必要となる。そこで、本研究では通常実施されている水質定期観測データを用いて、石狩川を対象に、流量からの水質負荷量推定式(L-Q式)を作成し、総負荷量の推定を行い、流域別の負荷量を整理した。その結果、低水時に行われている水質定期観測の性格上、作成したL-Q式には融雪期や夏期の出水等の高水時の場合の水質成分負荷量が反映されず、推定した総負荷量は過小評価されることがわかった。この点を改善するために高水時における水質観測データを用い、さらに、成分分離手法を用いて流量を低水流量と高水流量に分離し、各々負荷量を算出することによって総負荷量推定値の精度向上を図った。 |
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