作成年度 | 1998年度 |
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論文名 | 大野ダムコンクリート打設施工時における温度管理の検討について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成10年度(ダ-2) |
発表会 | 平成10年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成10年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 1999/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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斎藤大作 | |
鳴海孝 | |
安田俊一 |
抄録 |
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コンクリートダムに代表されるマスコンクリート構造物では、硬化していく過程でセメントと水が反応して水和熱が発生し、コンクリート内部の温度が急激に上昇する。内部温度は最高温度に達した後、外的環境の影響を受けて降下し、数年から数十年を経て最終安定温度に達する。この内部温度の上昇-下降により、コンクリートには膨張-収縮という体積変化が生じるが、岩盤または既設コンクリートによる外部拘束、ならびにコンクリート内部の温度変化等による内部拘束により自由変形が拘束され、温度応力が生じる。この応力がコンクリートの引張強度を上回るとコンクリートにひび割れが発生する。ひび割れの全てがコンクリートダムの構造上問題となるとは言えないが、ダム上流面に発生したひび割れは横継目につながることによって止水性を損ねる原因となる。また多数のひび割れの発生は単体として設計されたダムの安全性および耐久性に悪影響を与える。本報告では、大野ダムの温度ひび割れ発生の可能性についての検討を行うものである。 |
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