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 電磁波トモグラフィによる河床部断層系の確認について-新技術の現場応用例-

作成年度 1999年度
論文名 電磁波トモグラフィによる河床部断層系の確認について-新技術の現場応用例-
論文名(和訳)
論文副題 平成11年度(ダ-8)
発表会 平成11年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成11年度技術研究発表会
発表年月日 2000/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
根田聖児
利波敏彦
前川和義
抄録
夕張シューパロダムは、大夕張ダムの再開発として石狩川水系夕張川(夕張市南部地先)に、建設省、農林水産省、石狩東部広域水道企業団、北海道企業局の4者共同事業により建設されるダムで、石狩川総合開発の一環をなす事業、また国営かんがい排水事業の基幹施設として、現在事業が進められている。当ダムの基礎岩盤は、中生代白亜紀末期の函淵層群(砂岩・礫岩等の粗粒堆積岩類を主体とし、一部に頁岩等の細粒堆積岩類を挟在する)とし、地質構造の特色としては、ダム軸付近で函淵層群が過褶曲により逆転しており、見掛け上位の上流側に、より古い地層が分布していることがあげられる。ダム本体の設計・施工を行うにあたっての重要な課題の1つに、河床部から右岸にかけて基礎岩盤中に発達すると推定される低角度傾斜の断層の分布及び性状の詳細な把握の必要性があげられていた。そこで、当ダムではボーリング孔で確認された断層の連続性を把握する調査法としてジオトモグラフィに注目した。ジオトモグラフィは、ボーリング孔や調査坑に多数の発信点・受信点を設けて、各点を通る複数の測線について得られた情報を逆解析し画像化する手法である。ダムサイトにおける断層の規模と各探査法の分解能を検討した結果、連続波を用いた電磁波トモグラフィを採用することとした。本報告は、連続波を用いた電磁波トモグラフィ探査結果と断層の連続性についての地質的検証結果を報告するものである。
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