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 一般国道230号無意根大橋付近の地すべりに関する雪崩対策

作成年度 2000年度
論文名 一般国道230号無意根大橋付近の地すべりに関する雪崩対策
論文名(和訳)
論文副題 平成12年度(共-20)
発表会 平成12年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成12年度技術研究発表会
発表年月日 2001/03/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
高野進
新岡勝彦
坂野俊一
抄録
平成12年5月に発生した一般国道230号無意根大橋付近の地すべりは、崩落土石流がP3、P4橋脚に達した他、橋梁下の薄別川を堰き止めた。結果的に橋梁に対する被害は極軽微なもので道路交通の安全上は問題とならなかったが、橋脚に達した崩落土の再移動を抑止するために押え盛土等の緊急対策を迅速に実施している。しかし、今回の地すべりにより植生がなくなったため冬期の雪崩の危険性が高まったこと、来年以降の融雪期に再度地すべり崩落の危険性も考えられることから、橋脚の防護を重要な視点とした対策工が必要となった。対策工は、P3、P4橋脚の沢上流部に雪崩等に対する防護壁を設けて下流に誘導するものとし、緊急性を伴うことから中掘鋼管坑を躯体まで伸ばす鋼管コンクリート構造とスチールファイバーコンクリートを用いてせん断力に抵抗させることとした。防護壁の設置方向に関して、雪崩および土石流の方向性を考慮する必要があることから沢地形の1/200縮尺模型を作成してシミュレーションを行い決定した。これらの対策を応急対策と位置付けして、冬期の降雪を前に工事を完了したので報告するものである。
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