国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 豊富バイパスに於ける不良土対策について(セメント安定処理の施工と品質管理)

作成年度 2000年度
論文名 豊富バイパスに於ける不良土対策について(セメント安定処理の施工と品質管理)
論文名(和訳)
論文副題 平成12年度(道-19)
発表会 平成12年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成12年度技術研究発表会
発表年月日 2001/03/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
金子雅之
小池敦史
榎木利弘
抄録
豊富バイパスは、豊富町東豊富と開源を結ぶ延長16kmの高規格道路である。豊富バイパスでは、道北特有の冬期間の厳しい季節風による雪害を回避するため、丘陵地形の利用や既存林の活用などを取り入れている。そのため山林地帯のルートを取ることから本工事において発生する掘削土量は360万m3にものぼり、これらのほとんどが不良土と判定されている。近年、土木工事現場から発生した土砂や廃棄物等の処理方法が極めて重要な課題となっており、これらによる環境への負荷の増大から解決策を見いだすことが急務とされている。そのためには、建設発生土や廃棄物の抑制及び有効利用を積極的に図るほか、「廃棄物処理法」や「再生資源の利用の促進に関する法律」に基づく適正処理が求められいる。北海道開発局においても、「建設副産物適正処理マニュアル」が発刊され、建設副産物を有効に利用するための方策を示している。豊富バイパスでもこれに対応すべく、建設発生土の有効利用の検討を行い、セメントによる安定処理後、盛土材料として利用するのが最適との結果を得た。本稿は、これらの検討過程や改良方法、盛土施工管理について、またセメント使用による改良土の土壌環境の影響について報告するものである。
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