作成年度 | 2000年度 |
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論文名 | 鋼矢板護岸による豊住排水路の凍上対策について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成12年度(農-17) |
発表会 | 平成12年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成12年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2001/03/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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本村由紀央 | |
鎌田弘幸 | |
佐藤清美 |
抄録 |
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豊住排水路は、国営かんがい排水事業網走川下流地区において施工した農業用排水路で、網走川下流の低平地1280haを受益地として約9.5kmの延長を有し、最下流は常時排水の豊住排水機場に流下している。この水路が位置する一帯は、網走湖周辺の最低地部にあたり、周辺の地盤標高0~5mで表層部に泥炭層を伴う軟弱地盤が深度30mを越える厚さで分布する。このため排水路の護岸は、自立式鋼矢板(軽量)護岸工が採用された。この内、平成8年度から9年度に施工した約3.5kmの区間において、平成10年度の融雪期に両岸の鋼矢板が、水路中心部に向かって最大10cm程度変位した。これより上流の水路形式は約0.6kmが同じく軽量鋼矢板護岸工で、更に上流の約3.0kmは柵渠護岸工で施工されており変位は生じていない。本報告では、この変位の推定要因に対しての対策工を試験的に施工し、その後の挙動を詳細に調査・分析することにより、変位要因及び発生機構を解明し、凍上対策としての置換工法の施工に至る一連の検討過程を紹介する。 |
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