国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 地すべり防止対策工の効果について

作成年度 2000年度
論文名 地すべり防止対策工の効果について
論文名(和訳)
論文副題 平成12年度(農-19)
発表会 平成12年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成12年度技術研究発表会
発表年月日 2001/03/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
遠山和洋
斉藤正利
山本弘樹
抄録
「羽幌二股地区」は、北海道留萌支庁管内の羽幌町に造成された羽幌二股ダムの貯水池周辺に位置し、地すべり等防止法に基づいて、平成4年の地すべり防止区域の指定及び事業の採択を受けた、北海道で初めての直轄地すべり対策事業である。このダムは、有効貯水量3,760千m3の農業用ダムであり、羽幌川流域に広がる農地1,300haの農業用水補給水源として築造された。羽幌二股ダムの貯水池周辺では、集中豪雨時や融雪時に地すべり運動が活発化し、地すべり土塊舌端部の山腹崩壊を誘発するという現象が発生している。この地すべりに起因した山腹崩壊は、多量の土砂流出を招き、地域住民の重要な農業用施設である羽幌二股ダムに重大な影響を及ぼす恐れがある。また、下流域の農地への悪影響、河口への水質汚濁など流域住民に不安を与えていた。本事業により、羽幌二股ダム周辺の地すべりによる被害を除去または軽減し、重要な農業用施設を守り、国土の保全と民生の安定を図った。平成4年度から着手した地すべり対策施設は、平成13年度に概成を目指していることから、継続して効果判定の観測を行い、地すべりの安定度を確認している。本発表では、羽幌二股地区の地すべり防止対策工の効果について、図-2の位置に示すNo.5ブロックを代表事例として報告する。
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