作成年度 | 1999年度 |
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論文名 | ウニによる食害の低減を目的とした藻場機能付き防波堤の構造に関する一考案 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | 平成11年度(港-20) |
発表会 | 平成11年度技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | 平成11年度技術研究発表会 |
発表年月日 | 2000/02/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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丸山修治 | |
坪田幸雄 | |
竹田義則 |
抄録 |
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近年、自然環境の保全の観点から、港湾や漁港の施設整備を行うに際して、自然環境と調和する機能を備えることが求められてきている。北海道においては、防波堤や護岸等の構造物に小段を採用し、藻場創出機能を付加した自然環境調和型構造物がいくつか施工されてきた。しかし、施工当初は藻場の形成状況は良好であったが、時間の経過とともに小段にウニが進入し、藻場がウニの食害のため消失するケースも見受けられるようになった。このため構造を選定する場合には、あらかじめ食害の予測とその防止・軽減対策を行うことが重要な課題である。ウニの摂餌行動は一定以上の流速環境下で抑制されることが知られており、藻場をそれ以上の流速環境にすることができれば、その食害を低減できると考えられる。本研究は、既に施工された藻場機能付き防波堤の現地調査及び水理模型実験を基に、創出された藻場の流速を比較検討し、藻場の育成・維持の立場から食害の受けにくい流速環境を持つ構造形式やその選定上の留意点について考察するものである。 |
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