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 後部パラペット堤の水理特性

作成年度 1999年度
論文名 後部パラペット堤の水理特性
論文名(和訳)
論文副題 平成11年度(港-23)
発表会 平成11年度技術研究発表会
誌名(No./号数) 平成11年度技術研究発表会
発表年月日 2000/02/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
森昌也
木村克俊
早川哲也
抄録
後部パラペット堤は、パラペット部を港内側に後退させた構造形式で、堤体前面とパラペット部に作用する波力に位相差が生じることにより、滑動安定性が向上することが知られている。後部パラペット堤の水理特性についてはいくつかの検討例がある。例えば、高田らは水理模型実験により、護岸における打ち上げ高、越波量およびパラペットに作用する波力について検討し、後部パラペット堤が有利となる条件を示している。また波力特性については、伊藤ら、運輸省第一港湾建設局、岡部らが水理模型実験により検討を行っている。しかしながら、打ち上げ高および越波量低減のメカニズムについては検討されておらず、また、波力算定法についても位相差が十分に考慮されていないものとなっている。そこで本研究では、数値シミュレーションおよび水理模型実験により越波および波力の発生機構を明らかにし、適切なパラペットの配置および耐波設計法を確立することを目的とする。本報告では、後部パラペットへの波の作用状況、伝達波および耐波安定性について述べる。
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