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 北海道における農業用地下水開発と地質

作成年度 2001年度
論文名 北海道における農業用地下水開発と地質
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 北海道開発土木研究所月報 第577号
発表年月日 2001/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
農業開発部地質研究室宍戸 政仁(SHISHIDO Masahito)
農業開発部地質研究室疋田 貞良(HIKITA Sadayoshi)
農業開発部地質研究室伊東 佳彦(ITO Yoshihiko)
北海道開発局農業水産部農業計画課開発専門官二平 聡(NIHIRA Satoshi)
抄録
北海道に分布する地質を水理地質の観点から、Ⅰ.第四紀堆積物、Ⅱ.第四紀火砕流堆積物、Ⅲ.第四紀~新第三紀火山岩、Ⅳ.鮮新世堆積岩、Ⅴ.中新世堆積岩、Ⅵ.先新第三系、の6類型に区分し、125本の井戸の揚水量・水質と水理地質の関係を整理し、次のように知見を得た。 1) 水量的には類型Ⅰ~Ⅳが有望なであり、Ⅴ~Ⅵは地下水開発困難な地層と考えられる。 2) 類型Ⅰ~Ⅳのうち、類型Ⅰでは水道水質基準を満足する確率が低いのに対し、類型ⅢとⅣでは水質良好な地下水が得られる可能性が相対的に大きい。 3) 水道水質基準に不適格となる項目の頻度は鉄分が多く、色度、濁度、マンガンがこれに続く。鉄分は堆積岩類(類型Ⅰ、Ⅳ~Ⅵ)で出現頻度が高く、火山岩類(類型Ⅱ、Ⅲ)で出現頻度が低い傾向にある。色度と濁度は鉄の溶存に起因していると考えられ、効率的で経済的な徐鉄技術が開発されれば北海道での地下水利用が大幅に増大すると考えられる。 4) 地下水の質、量を考慮すると、北海道で最も有望な帯水層は類型ⅣとⅢである。 5) 堆積岩類(類型Ⅰ、Ⅳ)と火山岩類(類型Ⅱ、Ⅲ)を比較すると、前者の方がより効率的な取水が可能である。 6) 限界揚水量と水理定数(比湧出量、透水係数)の間には良好な相関関係が認められ、限界揚水量から地下水賊存層の能力をある程度評価することが可能である。ただし、同様の限界揚水量が得られた場合、火山岩類に比べて堆積岩類の方が比湧出量、透水係数ともに全般的に大きな値を示す傾向がある。
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