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 サクラマス幼魚の越冬生息場環境の創造

作成年度 2001年度
論文名 サクラマス幼魚の越冬生息場環境の創造
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 北海道開発土木研究所月報 第583号
発表年月日 2001/12/20
所属研究室/機関名 著者名(英名)
環境研究室 平成13年度依頼研修員 北海道立水産孵化場資源管理部小林 美樹(KOBAYASHI Miki)
環境研究室野上 毅(NOGAMI Takeshi)
環境研究室長中津川 誠(NAKATSUGAWA Makoto)
抄録
近年、サクラマスは河川環境の改変に伴って減少傾向にあることから、その資源の復元が強く求められている。本種は、河川に依存する期間が2年以上に及ぶことから、生き残りは河川流域の環境の変化に極めて敏感であると思われる。人間の様々な活動による冬季の生息場の減少が恐らくかれらの生残に大きく影響しており、それ故に、越冬生息場の復元は本種の資源増大に効果があると考えられる。 本研究では、自然河川において観察された越冬生息場環境の三要素、即ち斜光、遅い流速、草木の存在にならって、サクラマス幼魚の越冬生息場環境を人工的に創造した。 得られた結果から、サクラマス幼魚は主体的に自分たちに適した越冬生息空間を選択することが明らかになるとともに、生き残りを高めるための最適な越冬場環境を創造するにあたって、水中の草木は重要な鍵であることが示された。
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