作成年度 | 2001年度 |
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論文名 | 農業地帯の水質改善のための緩衝帯について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 北海道開発土木研究所月報 第584号 |
発表年月日 | 2002/01/20 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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農業土木研究室 | 中村 和正(NAKAMURA Kazumasa) |
抄録 |
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農業的土地利用がなされている流域での河川水質に は、面源である農地の割合が影響を与えるといわれて いる。このような流域での水質の改善にとっては、 農地からの栄養塩の流出を抑制できるような施肥管理 を行うなど、農地の管理が最も重要であるとされてい る。こういった農地管理を行ったうえで、今後は、 排水路沿いの緩衝帯や人工湿地といった対策の必要性 が増すと考えられる。これらの緩衝帯や湿地はあくま でも補助的な対策で、農地の管理が不適切であれば、 水質の改善効果は限られたものでしかないことはいう までもない。 農地排水路沿いの緩衝帯に関する国内の研究例は、 まだ少ない。しかし海外では、欧米やニュージーラン ドを中心として、1970年代頃から多くの研究報告が出 され、数百にのぼる文献が出されている。これらの 研究の中には、20年間に及ぶ緩衝帯の機能観測例など も含まれている。 本稿では、主として排水路沿いの緩衝帯の適用性や 機能について解説する。 |
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