国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 スマート札幌ゆき情報実験2002 -冬期気象条件に応じた交通需要マネジメントに向けて-

作成年度 2002年度
論文名 スマート札幌ゆき情報実験2002 -冬期気象条件に応じた交通需要マネジメントに向けて-
論文名(和訳) Smart Sapporo Snow Information Experiment2002 -Toward Winter Weather-based Traffic Demand Management-
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 北海道開発土木研究所月報 第598号
発表年月日 2003/03/20
所属研究室/機関名 著者名(英名)
防災雪氷研究室山際 祐司(YAMAGIWA Yuji)
防災雪氷研究室加治屋 安彦(KAJIYA Yasuhiko)
防災雪氷研究室三好 達夫(MIYOSHI Tatsuo)
抄録
札幌圏は、人口200万人を抱える大都市圏でありながら、毎年5m を越える累計降雪深を記録する地域である。冬期には降雪及び路面凍結が原因による慢性的な交通渋滞が問題となっており、冬期道路交通の確実性・定時性を確保することは、地域の社会経済活動を維持するために非常に重要な課題となっている。 北海道開発土木研究所では冬期における道路交通の問題に対処するため、地域の道路管理者や関係機関、市民の協力を得て、インターネットやモバイル情報端末などの先進情報通信技術を活用した ITS 実験プロジェクトを継続して実施してきた。2002年冬期には“スマート札幌ゆき情報実験2002”を実施し、最新通信技術を用いた様々な情報の提供が冬期の道路交通の円滑化や冬の生活の快適性向上にどの程度有効なのかを実験・調査した。アンケート結果から、冬期の道路気象情報を利用者に適切に提供することで、マイカーから公共交通への転換や時差出勤を促すことが可能になり、冬期の渋滞緩和に活用できることが明らかになった。
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