国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 非定常流における砂州形成の数値計算手法と課題

作成年度 2003年度
論文名 非定常流における砂州形成の数値計算手法と課題
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 北海道開発土木研究所月報 第601号
発表年月日 2003/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
環境水工部 河川研究室横山 洋(YOKOYAMA Hiroshi)
環境水工部 河川研究室渡邊 康玄(WATANABE Yasuharu)
抄録
砂州は河川の蛇行を引き起こす重要な因子であり、流路の変遷や河道被災とも深く関連している。砂州の形状を把握することは、河道計画や管理上重要である。砂州の挙動に関する研究は従来から数多く行われているがその多くは定常流下のものである。非定常流下の砂州は定常流下と異なる特徴を示すが、非定常流下での砂州の研究例は少ない。非定常流下の河床と流れの時間変遷を追跡可能な数値計算モデルは、人工洪水をはじめとした河川の非定常現象を解析する上で有効なツールになることが期待できる。 本研究では河川の流れの解析に広く用いられている平面2次元浅水流モデルを用い、直線水路における砂州の形成・発達過程についてシミュレーションを行い、実感結果と比較検証した。砂州の発達は流砂量式に大きく影響を受けており、今回のケースではVan Rijnの式は比較的よい再現性を得ることができた。波高・波長ともに変遷課程を十分な精度で再現できないなど、本計算モデルは今後に課題を残す部分も多いものの、非定常流下での計算モデル開発への道筋をつなげることができた。
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