作成年度 | 2004年度 |
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論文名 | サクラマスの産卵環境特性の評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 北海道開発土木研究所月報 第613号 |
発表年月日 | 2004/06/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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北海道立水産孵化場熊石支場 | 卜部 浩一(URABE Hirokazu) |
環境研究室 | 村上 泰啓(MURAKAMI Yasuhiro) |
環境研究室 | 中津川 誠(NAKATSUGAWA Makoto) |
抄録 |
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北海道南部を流れるメップ川において、浸透流に着目し、サクラマスの産卵環境特性の評価を行った。単変量解析の結果、サクラマスは水深、流速、河床材料組成及び浸透流といった環境変量の特定の範囲を選択的に利用していることが明らかとなった。多変量解析でも同様に、サクラマスの産卵環境は水深、河床材料組成及び浸透流量により特徴付けられることが明らかとなった。本調査地ではサクラマスが好む河床材料組成の利用可能度(availability)が他の変量に比べて相対的に低かった。このことから、産卵床の分布には水深や流速及び浸透流量と比べ、河床材料組成の影響が強いことが示唆された。浸透流量が制限要因とならなかった理由としては、地形的要因により、調査区間全体にわたってサクラマスの産卵に好適な浸透流量が維持されていたことによると考えられた。このように、産卵床の分布を規定する要因は、対象地の地理的、地形的要因により規定される、環境変量の利用可能度により変化する可能性があることから、産卵環境の評価を行う際には、対象とする場所周辺の環境特性に着目する必要があると考えられた。 |
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