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 茨戸川の富栄養化に関する総合的解析 その1-水収支、 熱収支と流動の計算-

作成年度 2004年度
論文名 茨戸川の富栄養化に関する総合的解析 その1-水収支、 熱収支と流動の計算-
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 北海道開発土木研究所月報 第613号
発表年月日 2004/06/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
福田水文センター濱原 能成(HAMAHARA Yoshinari)
シン技術コンサル加藤 晃司(KATO Koji)
環境研究室中津川 誠(NAKATSUGAWA Makoto)
抄録
札幌市北部に位置する茨戸川は、昭和8年(1933)の石狩川のショートカットによって形成された水域である。茨戸川は閉鎖性が高く、流れが停滞することや周辺からの汚濁負荷の流入により富栄養化現象が発現してきた。このような富栄養化傾向を改善するためには、流域を視野に据えた水管理・汚濁負荷管理や、水質の形成要因の把握が必要である。そこで本研究では、連結する狭い水路がボトルネックとなっている上部湖盆、中部湖盆、下部湖盆の各々について水収支の推定を行った。この中で、都市下水道を経由した複雑な流出過程や、狭い水門や水路を通しての交換、石狩湾の潮位変動に連動した水位変化と流動、といった都市に隣接した旧川の特長にも注目した。また、このような水理構造を反映した水温の推算を行い、妥当な結果を得ることができた。i以上、本研究では、水環境を解明する上でベースとなる水収支・流動・水温の推定を行った結果を報告する。また得られた結果をもとに、続編では負荷量収支の把握や水質シュミレーションを行い、茨戸川における富栄養化の因果関係を総合的に解明・評価することを目指す。
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