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 有機ハイドライドを用いた水素貯蔵効率の向上に関する研究

作成年度 2005年度
論文名 有機ハイドライドを用いた水素貯蔵効率の向上に関する研究
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 北海道開発土木研究所月報 第634号
発表年月日 2006/03/01
所属研究室/機関名 著者名(英名)
特別研究官付 上席主任研究員主藤 祐功(SHUDO Yukoh)
特別研究官付 研究員大久保 天(OHKUBO Takashi)
農業開発部 部長 (特別研究官兼務)秀島 好昭(HIDESHIMA Yoshiaki)
㈱電制 研究開発室 室長須貝 保徳(SUGAI Yasunor)
㈱電制 事業本部 新エネグループ グループリーダー櫻元 正(SAKURAMOTO Masashi)
㈱電制 事業本部 新エネグループ黒澤 誠(KUROSAWA Makoto)
㈱フレイン・エナジー マーケティンググループ田邉 克守(TANABE Katsumori)
抄録
有機ハイドライドは芳香族化合物を水素化して水素を貯蔵する手法であり、貯蔵密度が高いことから燃料電池に水素を供給するための貯蔵及び輸送媒体として注目されている。本研究では水素貯蔵効率の向上を図るため、トルエン水添反応に用いる固定床触媒の探索試験、水添反応条件の最適化試験、ならびにWet-dry多相式反応と固定床触媒反応の連続反応による水素貯蔵試験を行い、以下のような結果を得た。 (1)市販触媒を用いた水添反応試験によって、メチルシクロヘキサンへの転化率が高く、副生成物が少ない51% Ni / Al2O3-SiO2、0.5% Pt / γAl2O3、Ru 3% Ru / TiO2触媒を選定した。 (2)選定触媒について実証プラントを模擬した条件で試験を行い、転化率が高く、触媒加熱温度の適用範囲が広く、副生成物が少ない0.5% Pt / γAl2O3触媒を選定した。 (3)実証プラントを用いたWet-dry多相式反応と固定床触媒反応の連続反応では転化率は約91%まで向上した。
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