国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 路面凍結防止剤がコンクリート橋の塩害、凍害に及ぼす影響

作成年度 2006年度
論文名 路面凍結防止剤がコンクリート橋の塩害、凍害に及ぼす影響
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報第635号
発表年月日 2006/04/20
所属研究室/機関名 著者名(英名)
国土交通省 北海道開発局 室蘭開発建設部 企画課 設計審査係長 (前 材料研究室研究員)小尾 稔(OBI Minoru)
耐寒材料チーム田口 史雄(TAGUCHI Fumio)
耐寒材料チーム嶋田 久俊(SHIMADA Hisatoshi)
抄録
 北海道のコンクリート構造物は、冬期間は厳しい凍結融解環境下にある。そこで近年、冬期路面管理のために塩化物系の凍結防止剤(以下;凍結防止剤)が散布されている。このため、海岸部同様、内陸部においても塩分浸透と凍結融解との複合作用による塩害、凍害が一層懸念されている。  本調査は、内陸部におけるコンクリート橋を対象に凍害、塩害の評価に準じた外観調査を実施し劣化度の把握を行うことによって、凍結防止剤が塩害、凍害との複合劣化に及ぼす影響について考察した。  その結果、凍結防止剤による塩分の供給によって、コンクリートの凍害が促進する傾向が示された。 また、塩害については多くの構造物が潜伏期にあり、今後内部の鋼材の腐食が開始する懸念があることがわかった。
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