作成年度 | 2007年度 |
---|---|
論文名 | 遊水部付生け簀ケーソンの導水特性と水質環境について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第656号 |
発表年月日 | 2008/01/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
水産土木チーム | 牧田 佳巳(MAKITAYoshimi) |
水産土木チーム | 山本 潤(YAMAMOTO Jun) |
北海道開発局 釧路開発建設部 根室港湾事務所 工事課長 | 杉山 盛行(SUGIYAMA Moriyuki) |
抄録 |
---|
港湾・漁港の静穏な泊地は水産物の一時蓄養や幼稚仔の中間育成のための水域として各地で活用さ れており、清浄な外海水導入による港内浄化を目的として、様々な型式の海水交換型施設が提案され ている。温根元漁港においても、港内で蓄養を行うために海水交換型施設である遊水部付生け簀ケー ソンが整備された。本研究では生け簀ケーソンにおける適正蓄養量を把握するため、生け簀内の流況 および水質観測を実施した。 その結果、生け簀内の溶存酸素濃度には夜間に減少し昼間に増加する日周変動が見られ、それは海 水出入量と関連性が高いことがわかった。また、水質が悪化する夏季には、夜間における溶存酸素の 著しい低下が確認された。この夜間の溶存酸素の減少量は季節によって大きく異なることから、生け 簀内の溶存酸素濃度を正確に見積もるためには、海水交換量以外に、酸素消費に関するパラメータを 季節毎に正しく設定する必要があることが示された。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |