作成年度 | 2007年度 |
---|---|
論文名 | バイオガス起源の水素製造・利用における環境性および経済性評価 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第656号 |
発表年月日 | 2008/01/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
---|---|
水素地域利用ユニット | 大久保 天(OHKUBO Takashi) |
水素地域利用ユニット | 主藤 祐功(SHUDO Yukoh) |
寒地農業基盤研究グループ長 特別研究監(併任) | 秀島 好昭(HIDESHIMA Yoshiaki ) |
抄録 |
---|
バイオガスからの水素製造および水素貯蔵・供給を行う一連技術の実証研究を北海道東部の別海町 において実施してきた。本研究は、これまでの実験プラント運転データに基づき試算した水素製造量 から、酪農村地域における水素エネルギー利用モデルを作成し、その環境性および経済性について評 価することを目的としている。具体的には、乳牛2,000頭ふん尿処理規模のBTH(Biogas To Hydrogen)プラントから需要家への水素エネルギー供給システムを想定し、その温室効果ガス排出 量の削減効果と水素エネルギーの発電コストを試算した。その結果、温室効果ガス排出量は従来のス ラリー処理の場合の約25%となり大幅な削減となったが、発電コストは現行の買電コストの約4倍と 試算された。そのためBTH プラントのイニシャルコストと副資材投入量の発電コストへの影響をシ ミュレーションにより調べた。その結果、従来の電力システムと競合するためには、イニシャルコス トの約40%の削減が必要であると示唆された。 |
このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |