作成年度 | 2008年度 |
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論文名 | バイオガスからの水素製造と地域におけるエネルギー利用 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第661号 |
発表年月日 | 2008/06/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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資源保全チーム(前 特別研究監付水素地域利用ユニット) | 大久保 天(Takashi OHKUBO) |
前 特別研究監付水素地域利用ユニット | 主藤 祐功(Yukoh SHUDO) |
寒地農業基盤研究グループ長・特別研究監(併任) | 秀島 好昭(Yoshiaki HIDESHIMA) |
抄録 |
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バイオガスを原料とする水素製造技術の実証実験を北海道東部の別海町において実施してきた。本研究はその実験結果を示すとともに、その成果を基礎に近年分散型電源利用システムとして注目されているマイクログリッドの酪農村地域への適用について検討した。プラント実験データをもとに試算した乳牛2,000頭規模のプラントから供給可能な水素量は1,560N㎥/day となった。この水素を用いた燃料電池発電と乳牛1,000頭規模のプラントにおけるバイオガス発電を分散型電源とするマイクログリッドモデルを策定した。一般にマイクログリッドでは分散型電源の商用電力系統への影響を回避するため、マイクログリッド内に供給される商用電力は一定となるように制御される。燃料電池発電とバイオガス発電の発電特性を考慮してそれぞれの発電量を適切に制御することで、マイクログリッド内に供給する商用電力をほぼ一定にできることを示唆した。また、このとき本マイクログリッドモデル導入後の温室効果ガス排出量は導入前の約1/3となることが試算された。 |
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