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 斜面積雪が雪崩予防柵面をすり抜ける現象の発生条件

作成年度 2008年度
論文名 斜面積雪が雪崩予防柵面をすり抜ける現象の発生条件
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第665号
発表年月日 2008/10/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
雪氷チーム松下 拓樹(Hiroki MATSUSHITA)
雪氷チーム(前 雪氷チーム)松澤 勝(Masaru MATSUZAWA)
雪氷チーム伊東 靖彦(Yasuhiko ITO)
寒地道路研究グループ長(前 雪氷チーム)加治屋 安彦(Yasuhiko KAJIYA)
抄録
近年、北海道の道路において斜面積雪が雪崩予防柵面をすり抜ける事例(すり抜け現象)が発生している。この報告では、すり抜け現象を伴う雪崩発生の気象条件と積雪特性を明らかにするために、雪崩事例の気象解析とすり抜け現象に関する現地実験を実施した。気象解析の結果、すり抜け現象は主に乾雪雪崩に伴って発生し、気温が低く降雪強度が大きい場合に発生する傾向にあることがわかった。また、この傾向は現地実験でも確認された。さらに、すり抜け現象を伴う雪崩発生の積雪特性を明らかにするため、気温と降雪強度を指標に斜面積雪の安定度と硬度を理論的に試算した。その結果、すり抜け現象を伴う雪崩は降雪強度が大きい気象条件下で降雪開始から12時間程度で斜面積雪が不安定となって発生したと考えられる。また気温が低いので、積雪硬度が小さく斜面積雪が柵面をすり抜けたと考えられる。
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