作成年度 | 2008年度 |
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論文名 | 泥炭地盤の新しい長期沈下解析手法に関する検討 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第666号 |
発表年月日 | 2008/11/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地地盤チーム | 林 宏親(Hirochika HAYASHI) |
寒地地盤チーム | 西本 聡(Satoshi NISHIMOTO) |
抄録 |
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北海道などの寒冷地に広く分布する泥炭地盤は、高有機質で特殊な工学的性質を有する極めて軟弱な地盤である。泥炭地盤上の道路盛土の場合、ライフサイクルコストを念頭に置き、その性能を損なわない範囲で残留沈下を許容し、維持補修を行いながら供用するのが一般的である。この際、沈下量と沈下速度の関係、特に供用後に発生する残留沈下を事前に予測しておくことが極めて重要になる。そこで、泥炭地盤の新しい沈下解析手法として、弾粘塑性モデルを用いた水- 土連成有限要素解析の適用性の検討、土質パラメータの感度分析などを実施した。その結果、弾粘塑性モデルを用いた有限要素解析によって、泥炭地盤の沈下挙動を表現できることがわかった。ただし、泥炭の土質パラメータの決定には、圧密に伴う透水係数の変化、二次圧密係数ならびに初期体積ひずみ速度などにおいて、泥炭の特殊な工学的性質を考慮する必要があった。 |
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