作成年度 | 2008年度 |
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論文名 | 切削型区画線の開発について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第667号 |
発表年月日 | 2008/12/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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寒地交通チーム | 平澤 匡介(Masayuki HIRASAWA) |
寒地交通チーム | 武本 東(Azuma TAKEMOTO) |
寒地交通チーム | 葛西 聡(Satoshi KASAI) |
NIPPO コーポレーション技術開発部 技術開発グループ 機電開発担当 | 相田 尚(Hisashi AITA) |
NIPPO コーポレーション北海道支店 技術グループ | 笠原 彰彦(Akihiko KASAHARA) |
抄録 |
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北海道において道路の区画線は、冬期間の除雪やチェーンによって損傷し、毎年、春先に復旧のために塗り替えられている。近年日本は国の財政状況が非常に厳しく、公共事業のコスト縮減が求められている。このような課題を克服するために、区画線施工部分の舗装面を切削し、そこに区画線を施工することにより、除雪作業に対する耐久性を向上させる切削型区画線を考案した。さらに切削型区画線に交通事故防止効果を有する凹凸を設けて、車両がその上を通過すると、音と振動が発生する機能を持たせた。最適な規格を決めるために、溝と溝の間隔を100mmと160mmの2種類の規格を試験施工した。一般道路利用者による主観評価では差がなかったが、走行車内の騒音と振動を測定した結果、ロングタイプの方が大きかったので、実道に施工する規格とした。区画線の塗料は水性の場合、耐久性が得られないことが明らかとなったので、スプレー式工法による溶融塗料を採用した。さらに、夜間雨天時の視認性を向上するために高屈折率のガラスビーズを採用した。本稿はこれらの切削型区画線の開発について報告する。 |
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