作成年度 | 2008年度 |
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論文名 | 低次生態系モデルを北方の閉鎖性海域に適用する際の留意点 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第670号 |
発表年月日 | 2009/03/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水産土木チーム | 山本 潤(Jun YAMAMOTO) |
水産土木チーム | 渡辺 光弘(Mitsuhiro WATANABE) |
北海道開発局網走港湾事務所 第二工事課長 (前水産土木チーム) | 牧田 佳巳(Yoshimi MAKITA) |
抄録 |
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閉鎖性海域の水質変動を高度に再現・予測するため、低次生態系をモデル化した計算が広く用いられている。しかし、本州以南で実施されている低次生態系計算を北海道のような寒冷域に適用する際に、実際に現地に生息している低温域を好む生物に合わせてパラメターを適切に設定し直す必要がある。水産土木チームは、生態系の中で基礎生産を担っている植物プランクトンの培養実験を現地において行い、細胞内に取り込んだ安定同位体13Cの分析結果からその成長式を算定した。その結果、最大可能成長速度及び最適光強度の生物パラメターとしてそれぞれ3.3(1/day),34.0(W/ ㎡)を得て、0℃での最大可能成長速度として1.07(1/day)を算出した。これは、本州以南で一般的に使用される値と比較して北方海域の特徴が見られており、これを用いて計算したところ、良好な結果が得られた。北方の閉鎖性海域において生態系モデルを適用する際には、現地において植物プランクトンの光合成に関わるパラメターを取得し、それを用いて計算を行うことが精度向上のため有効であることが示された。 |
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