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 泥炭地盤における盛土の地震時沈下量に関する検討

作成年度 2009年度
論文名 泥炭地盤における盛土の地震時沈下量に関する検討
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第676号
発表年月日 2009/09/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地地盤チーム林 宏親(Hirochika HAYASHI)
寒地地盤チーム西本 聡(Satoshi NISHIMOTO)
寒地地盤チーム橋本 聖(Hijiri HASHIMOTO)
抄録
過去に発生したいくつかの大規模地震によって、高有機質で特異な工学的性質を有する軟弱地盤である泥炭地盤上の道路盛土ならびに河川堤防に大きな被害が発生している。当チームの実施した既往の研究によって、そのメカニズムは明らかとなっているが、沈下量の予測手法などが確立していない。そこで、泥炭地盤において特徴的に見られる、沈下して地下水位以下に埋没した盛土底部(沈下盛土層) の液状化現象を対象に、動的FEM解析などを実施し、地震時沈下量を検討した。その結果、沈下盛土層の液状化抵抗率が小さくなるとともにFEM解析から得られた沈下率(沈下量/盛土高) が大きな値となり、両者には相関関係が認められた。さらに、その関係などを利用して、盛土の地震時沈下量の簡易的な予測ができることが明らかとなった。
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