作成年度 | 2009年度 |
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論文名 | 凍結融解と塩化物の複合作用によるスケーリング劣化の簡易予測モデルの構築 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第680号 |
発表年月日 | 2010/01/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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耐寒材料チーム | 遠藤 裕丈(Hirotake ENDOH) |
耐寒材料チーム | 田口 史雄(Fumio TAGUCHI) |
抄録 |
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凍害は、寒冷地のコンクリート構造物が受けやすい代表的な被害の一つであるが、沿岸部や凍結防止剤の散布が行われる地域に立地するコンクリート構造物は凍結融解に加えて塩化物の作用も同時に受ける。塩化物は凍害を進行させる触媒的な役割を果たすこと、特にスケーリング(コンクリート表面がうろこ状に剥げ落ちる劣化形態)の進行を促進させることが知られているが、耐久性を議論する上で必要な劣化予測に関する技術は確立しておらず、劣化予測モデルの早期開発が求められている。その場合、実用性を考慮すると、モデルに組み込むパラメータの数は極力少なくすることが望ましい。本論文は、凍害と密接な関係にある影響因子の中から比較的影響が大きい水セメント比と凍結融解履歴の2つにパラメータを絞り込んでスケーリングの進行性に関する実験・解析的な検討を行い、簡易的な劣化予測モデルを提案するとともに、提案したモデルを用いて室内実験の結果を構造物の耐久性設計へ応用するための考え方の方向性について整理したものである。 |
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