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 結氷河川における氷板下の晶氷厚の連続測定と氷板の形成要因

作成年度 2009年度
論文名 結氷河川における氷板下の晶氷厚の連続測定と氷板の形成要因
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第680号
発表年月日 2010/01/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地河川チーム吉川 泰弘(Yasuhiro YOSHIKAWA)
北見工業大学工学部社会環境工学科教授渡邊 康玄(Yasuharu WATANABE)
北見工業大学工学部社会環境工学科准教授早川 博(Hiroshi HAYAKAWA)
寒地河川チーム平井 康幸(Yasuyuki HIRAI)
抄録
結氷河川の河氷は、硬い氷板と水面および氷板下に存在する柔らかい晶氷に大別される。晶氷は全面結氷の原因となり結氷河川の水理現象に大きな影響を与え、氷板においては、河川結氷時に工事を実施する場合には、この硬い氷板を壊す作業が必要となるため、安全性の確保および作業計画の観点から、氷板に関する知見は重要な基礎資料となる。本研究は、ADCPを河川に設置して晶氷圧の連続測定を実施した。今回の観測地点において、晶氷底面のマニングの粗度係数の経時変化は、時間経過とともに小さくなることが分かった。氷板圧と晶氷圧の合計厚さについては、測定期間中、一定の厚さを保っていることが明らかとなった。さらに、熱フラックスを用いた氷板圧計算モデルを構築し、氷板の形成要因について検討した。氷板の形成に関して、放射・放流および晶氷の氷化の影響が支配的であり、雪および流水による影響は小さいことを示した。また、晶氷が氷板と一体となる現象について、本モデルを用いて推定することができた。
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