作成年度 | 2010年度 |
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論文名 | 自然環境調和型構造物の防波堤背後小段の藻場形成について |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第684号 |
発表年月日 | 2010/05/10 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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水産土木チーム | 佐藤 仁(Jin SATO) |
北海道局港政課(前 道央支所) | 熊谷 直哉(Naoya KUMAGAI) |
稚内開発建設部工事検査官(前 水産土木チーム) | 福田 光男(Mitsuo FUKUDA) |
抄録 |
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近年、限られた沿岸域の水産資源を有効に利用するため、港湾・漁港施設等の沿岸構造物が本来有 する機能に加えて、自然環境と調和させるための機能付加が求められている。北海道ではこれまで防 波堤・護岸等へ藻場創出機能を付加した整備が行なわれており、その構造の多くは構造物前面や背後 に小段を設置したものである。しかし、これらに創出された藻場は、時間の経過とともに消失が生じ ている。そこで、整備後10年以上が経過した自然環境調和型構造物のうち、背後小段を有する施設に おいて、藻場に関するモニタリング調査を実施した。その結果、冬季の水温が繁茂期のコンブ現存量 の環境要因の一つであることが示唆された。また、コンブ着生の阻害要因として、ウニによる食害の 他に多年生小型紅藻類による基質の占有が生じていることがわかった。これらの阻害要因の範囲は、 ウニの活動を制限する流速環境に起因すると考えられる。 |
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