国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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 メタン発酵消化液の長期連用が牧草地土壌理化学性と牧草収量・品質に及ぼす影響

作成年度 2011年度
論文名 メタン発酵消化液の長期連用が牧草地土壌理化学性と牧草収量・品質に及ぼす影響
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第696号
発表年月日 2011/05/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
資源保全チーム桑原 淳(Jun KUWABARA)
資源保全チーム横濱 充宏(Mitsuhiro YOKOHAMA)
資源保全チーム大岸 譲(Yuzuru OOGISHI)
抄録
乳牛ふん尿を主原料としたメタン発酵消化液の牧草地への長期連用が土壌表層の理化学性と牧草収量・品質に及ぼす影響を明らかにするため、別海町の実圃場で調査を行った。その結果、メタン発酵消化液の散布年数の長い圃場ほど牧草地土壌表層に腐植の集積、陽イオン交換容量の増大、容積重の減少及び粗孔隙量の増大といった土壌理化学性の改善効果が見られた。牧草収量は化学肥料による収量と同程度であり、草地更新から9年を経過した採草地においても収量の大きな減少はなかった。また、メタン発酵消化液の長期連用によって、牧草地土壌表層と牧草試料中に亜鉛や銅といった微量要素は蓄積しなかった。
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