国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 凍結融解環境下に暴露したコンクリートの温度・ひずみ特性

作成年度 1990年度
論文名 凍結融解環境下に暴露したコンクリートの温度・ひずみ特性
論文名(和訳)
論文副題
発表会 土木学会年次学術講演会
誌名(No./号数)
発表年月日 1990/09/30 ~ 1990/10/02
所属研究室/機関名 著者名(英名)
材料研究室堺 孝司(SAKAI Koji)
材料研究室嶋田 久俊(SHIMADA Hisatoshi)
抄録
急速凍結融解試験結果と実際の凍害の関連を明らかにするためには、自然環境下におけるコンクリートの挙動を把握する必要がある。そこで本研究では、30×30×20cmの角柱供試体に熱電対とひずみゲージを埋設し、屋外に暴露したコンクリート内の温度・ひずみを測定した。[*]その結果、曇天時には日射の影響がほとんどないため、コンクリート表面と底面の温度差は3℃以下であったが、晴天時には最大13℃であり、天候がコンクリート内の温度・ひずみ特性に及ぼす影響は大きいと思われる。また、凍結融解作用による膨張収縮挙動も、表面からの距離によって異なり、自然環境下におけるコンクリートは、常に複雑な挙動を示していると思われる。[*]本測定方法は、自然環境下のコンクリートの劣化過程を明らかにする有力な手法と思われる。
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