| 作成年度 | 2011年度 |
|---|---|
| 論文名 | 北海道の農業水利施設における小水力発電の賦存量と発電原価の試算 |
| 論文名(和訳) | |
| 論文副題 | |
| 発表会 | |
| 誌名(No./号数) | 寒地土木研究所月報 第699号 |
| 発表年月日 | 2011/08/10 |
| 所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
|---|---|
| 水利基盤チーム | 須藤 勇二(Yuji SUTO) |
| 北海道開発局帯広開発建設部農業計画課(前 水利基盤チーム) | 川辺 明子(Akiko KAWABE) |
| 水利基盤チーム | 中村 和正(Kazumasa NAKAMURA) |
| 抄録 |
|---|
| 本報では、農業用ダムや開水路、パイプラインなどの農業水利施設における小水力エネルギーの北海道における賦存量と発電原価を試算した。試算した施設の数は、農業用ダム42基、開水路による灌漑施設2システム、パイプラインによる灌漑施設1システムである。これらの3システムの規模は、灌漑面積としてそれぞれ約1万haである。賦存量と発電原価の試算には、それぞれの施設の基本諸元と北海道における標準的な利水計画の情報を用いた。その結果、発電可能量は、ダム1か所あたり456MWh、1万ha規模の開水路の灌漑システム1地区あたり388MWh、パイプライン灌漑システム1地区あたり3、643MWhとなった。これらは、一般家庭の消費電力の84戸、72戸、675戸分にあたる。また、概ねの発電原価は、有効落差によりばらつきはあるものの、ダムで22~52円/kWh、開水路で41~136円/kWh、パイプラインで13~67円/kWhとなった。 |
| このサイトで提供される情報には、PDFファイルが使われています。PDFファイルをご覧頂くにはAdobeReaderが必要です、「Get AdobeReader」をクリックしてダウンロードしてください。 |