国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 氷盤移動による橋脚の摩耗量の調査と予測

作成年度 1990年度
論文名 氷盤移動による橋脚の摩耗量の調査と予測
論文名(和訳)
論文副題
発表会 寒地技術シンポジウム
誌名(No./号数)
発表年月日 1990/12/03 ~ 1990/12/05
所属研究室/機関名 著者名(英名)
北海道大学佐伯 浩(SAEKI Hiroshi)
五洋建設(株)後藤 克人(GOTO Katsuto)
北海道大学折谷 徳弘(ORITANI Norihiro)
所長高橋 陽一(TAKAHASHI Yoichi)
(社)北海道開発技術センター原 文宏(HARA Fumihiro)
抄録
道北の代表的な河川である天塩川にかけられてる諸橋梁について、氷盤の移動にともなうコンクリート製橋脚の摩耗調査を行い、実測結果とともに摩耗量の推定方法について研究を行った。現地調査は、名寄市から天塩町までの天塩川にかかる橋梁について行い、旧羽幌線の天塩川橋梁橋脚の摩耗量の測定を行った。その結果、氷盤が衝突する上流部で約10mm摩耗しており、年間平均1mmの摩耗があったことが推定された。また、著者らの実験による淡水氷の移動によるコンクリート表面の摩耗速度と氷温それに接触圧の関係から、天塩川橋梁の年平均摩耗量を推定した。その結果、氷盤の移動距離を20kmとし、水位変動による作用位置の変化から、摩耗量を推定値の約半分と仮定すると0.6~1.5mmとなり、実測結果と良い一致を示した。
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