国立研究開発法人土木研究所 寒地土木研究所

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発表 立体横断施設の利用実態調査について

作成年度 1990年度
論文名 立体横断施設の利用実態調査について
論文名(和訳)
論文副題
発表会 北海道開発局技術研究発表会
誌名(No./号数)
発表年月日 1991/02/19 ~ 1991/02/21
所属研究室/機関名 著者名(英名)
交通研究室小長井 宣生(KONAGAI Nobuo)
交通研究室高森 衛(TAKAMORI Mamoru)
交通研究室八木 憲一(YAGI Kenichi)
抄録
立体横断施設は歩行者を交通事故から守る手段として昭和40年代より全国的に数多く設置されてきた。本文は札幌市の国道に所在する歩道橋7ヵ所、地下歩道3ヵ所を対象に調査した結果である。[*]4車線道路にかかる歩道橋を歩行者が通行すると横断歩道の3~5倍の所要時間を要し、利用者に大きな負担を強いていることがわかった。これが一因となって、4人に1人が横断施設を利用しない現実につながっていると考えられる。歩行者は横断施設の必要性は認識しているものの、利用の際は「面倒」「疲れる」「時間がかかる」とするのもが多い。「歩行者を交通事故から守る」という横断施設本来の目的を達成するには、歩行者を横断施設に誘導する方策、利便性を考慮した垂直移動を含めた改善を図る必要がある。
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