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 2011年東北地方太平洋沖地震により発生した津波の結氷河川における遡上状況及び氷板痕跡調査

作成年度 2011年度
論文名 2011年東北地方太平洋沖地震により発生した津波の結氷河川における遡上状況及び氷板痕跡調査
論文名(和訳)
論文副題
発表会
誌名(No./号数) 寒地土木研究所月報 第705号
発表年月日 2012/02/10
所属研究室/機関名 著者名(英名)
寒地河川チーム阿部 孝章(Takaaki ABE)
寒地河川チーム吉川 泰弘(Yasuhiro YOSHIKAWA)
水環境保全チーム矢野 雅昭(Masaaki YANO)
寒地河川チーム永多 朋紀(Tomonori NAGATA)
寒地技術推進室道東支所研究員稲垣 達弘(Tatsuhiro INAGAKI)
寒地技術推進室道央支所研究員桃枝 英幸(Hideyuki MOMONOE)
寒地水圏研究グループ寒地河川チーム主任研究員村上 泰啓(Yasuhiro MURAKAMI)
寒地水圏研究グループ寒地河川チーム上席研究員平井 康幸(Yasuyuki HIRAI)
抄録
宮城県三陸沖を震源とするモーメントマグニチュード9.0の地震が2011年3月11日14:46(UTC+09:00)に発生した。この地震に伴い発生した大津波は東北地方太平洋岸に押し寄せ、未曾有の大災害をもたらした。更にこの津波は北海道全域の沿岸にも到達し、津波による水位変動は広範囲にわたって長時間にわたり観測された。今回の津波は、北海道においては甚大な被害をもたらすことはなかったものの、複数の河川に遡上し、河口から最大で40km 近くも遡上した。更に寒冷地河川特有の現象として、当時河道内に形成されていた河氷が破壊され、大量の氷板が津波と共に遡上し、高水敷や樋門付近にまで到達していた。本稿は、この津波の河道への侵入が認められた河川のうち、太平洋岸に河口を持つ十勝川、浦幌十勝川、新釧路川、鵡川、沙流川を対象として、水位記録に基づく分析と、現地調査結果を取りまとめた。これらに関して考察を加えた上で結氷時河川津波が有する危険性を指摘し、今後の防災・減災対策上の課題を整理した。
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