作成年度 | 1993年度 |
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論文名 | 北海道における農地の造成と土層改良-国営事業を中心として- |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1994/01/01 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土壌保全研究室 | 石渡 輝夫(ISHIWATA Teruo) |
抄録 |
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北海道における開拓の歴史(農地面積の推移)とそのための事業制度の沿革を外観するとともに、農業基本法成立後の農用地造成地の土地条件とその整備水準を解析した。個人の畑を造成する農地造成では、1)その面積は道東や道北で広く、道南や道央で狭かった。また、平坦地、排水不良地および暗渠排水施工地の割合は前者で高く、後者で低かった。改良山成工の割合は後者で高かった。2)経時的に傾斜地、改良山成工および心土破砕の施工割合が増加し、排水不良地と暗渠施工地の面積割合は経時的に低下した。公共草地の造成では農地造成とほぼ同様な傾向が認められたが、農地造成に比べ、傾斜地の割合が高く、かつ整備水準も低いため、公共草地の再整備の必要性が指摘された。[*]表土扱いを含めた土層改良では、その作業自体により、土壌自体が劣悪化し、弊害が発生する場合もある。作物培地としての土壌は適度な保水性と排水性を共に有する必要があるため、近年の大型機械で行われる土層改良はこの点に留意して施工されねばならない。 |
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