作成年度 | 1993年度 |
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論文名 | 置土された泥炭草地の理科学生および撥水性 |
論文名(和訳) | |
論文副題 | |
発表会 | 北海道開発局技術研究発表会 |
誌名(No./号数) | |
発表年月日 | 1994/02/22 ~ 1994/02/24 |
所属研究室/機関名 | 著者名(英名) |
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土壌保全研究室 | 沖田 良隆(OKITA Yoshitaka) |
抄録 |
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置土された泥炭草地では、置土層直下の泥炭層が経時的に乾燥する傾向にある。そこで、中間泥炭土からなり、造成後の経過年数を異にする(造成後3年:T3および16年:T16)草地において、その理化学性や撥水性を測定し、乾燥化した泥炭層の性状を検討した。T16の乾燥泥炭層の繊維含量はT3より少なく、現地pFも高い。T16はT3に比べ容積重、粗孔隙および難有効水分孔隙が増大し、易有効孔隙が減少する。T16の不飽和透水係はT3に比べpF2.0~2.2の水分域で低い。撥水性はT16で接触角91°、T3の82°より大きく撥水性が強い。以上より、乾燥泥炭層では排水による脱水乾燥に伴う泥炭の疎水化の他に、泥炭の分解・変質による孔隙分布の変化や泥炭の撥水性などが進行して、降雨後も湿りにくい性状になっていると考えられた。 |
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